業界用語は難しい? (その2)

容器を扱っていると当たり前のように使っている言葉ですが、思いのほか業界でもうまく説明できなかったり、漢字が違っていたり、文字で見なければ意味が分からないものがあります。

今回は3つご紹介いたします。(同じ業界でも企業や地方によっても言い方が変わる場合もあります)

※「嵌合」(カンゴウ)/パソコンで変換してもなかなか出てこない用語です。容器の場合CAPと本体の締まり具合(はめ合い)のことを指します。ネジ嵌合なども良く言葉で出てきます。

嵌合確認

↑容器の品質で最も重要な要素が「嵌合」です。

 

※「冶具」(ジグ)/「治具」とも書く様です。幅広いものに使われる言葉ですが、例えば印刷を行う際に印刷機に容器をセットする為の固定器具などを指します。容器の形状や加工する機械は様々なのでそれに合わせた冶具を作成する必要があり、汎用のものが無ければ加工を行う際に初期費用が発生してしまうものもあります。

冶具

↑製造加工において様々な冶具がある。(冶具は金属・樹脂様々な材質があります)

 

※コア、キャビ/樹脂成型の金型のパーツを表す言葉。凸型の金型(コア)と凹型の金型(キャビ)の隙間に熱した樹脂を流し込み成型する。汎用品を使用する際はあまり出てこない用語ですが、容器を金型から開発する際には必要な言葉です。

金型名称

↑金型はコアとキャビの間に樹脂が流れ込み、形がつくられる

 

以上 今回は少し聞きなれない用語の説明でした。