缶の特性を活かした容器

武内容器は創業当初より金属缶やCAPの開発・生産に携わってきました。
市場環境の変化に伴い、保存性を優先としない商品については樹脂成形品や軟包材に変わってしまい、製造会社も淘汰されていきました。
しかしながら、飲料や缶詰のように長期保存を優先する機能性容器として金属缶はまだまだ主力商品として位置付けされていると思います。

そのような保存性の良い缶で、防災備蓄用としての食品容器が色々あります。例えば乾パンは古くからあります。また、最近は乾パン以外でもたくさんの種類が出ています。

有名な食品メーカーがつくっているものもあれば中小規模のメーカーがつくっているものもあります。

下の写真の商品は缶を製造している光工業株式会社さん(http://www.hikari-ko.jp/)という缶のメーカーが発案し、事業化・製造した,備蓄即席ラーメン「CANヌードル」です。容器の会社が需要の減った缶を活性化させるために考えてつくりだされた商品です。

保存ラーメン保存ラーメン2

缶の特徴である長期保存性と、即席ラーメンの簡易性・嗜好性を兼ね合わせた商品です。

缶には沢山のアイデアが詰まっており、缶なのにお湯を入れても外側が熱くならない二重容器の構造。保存性を高めた空気置換充填など工夫が施されています。

保存ラーメン3保存ラーメン5

様々な缶や保存缶をいつも生産しているメーカーだからできるアイデアが詰まった商品です。

容器屋さんとして非常に興味深く感じることができた商品でした。

 

2018/10/4現在も様々な通販ショップ等で備蓄用として販売されています。

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